相続・資産承継コラム

相続の相談は誰にすれば良いの?信頼できる専門家を選ぶ2つのポイント

2024年12月23日 21:48

「相談相手に迷ったら?信頼できる専門家を選ぶ2つのポイント」


相続の場面では、税理士、司法書士、行政書士、弁護士、さらには保険営業や不動産業の方など、多くの専門家が関わります。そのため、「誰に相談すればいいのか」と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。そこで、信頼できる専門家を見つけるための2つのポイントをご紹介します。


1. 専門分野外の質問への対応を見る


相続問題は、法律や税金、財産管理など、さまざまな分野が絡み合う複雑なテーマです。そのため、専門分野だけではカバーできない問題に直面することも少なくありません。だからこそ、その人が専門外の質問にどう対応するかを見極めることが大切です。


例えば、税理士に「登記の手続きも必要になりますよね?」と聞いたとします。その際に、「それは司法書士の範囲だから分かりません」と突き放すのではなく、「登記の手続きについては司法書士さんと連携して、一緒に課題解決に向かっていきます。私も全体を把握しながらサポートしますね」といった回答ができる人は信頼できます。自分の専門外のことでも、他の専門家と協力しながら依頼者と一緒に課題解決に向き合う姿勢を持つ人こそ、安心して任せられる存在です。


例え

あなたが複雑な迷路に迷い込んだと想像してください。道案内をお願いする相手が「私はここしか知らないから、あとは他の人に聞いて」と言うだけでは困りますよね。信頼できる相手は「私が分かる範囲で案内しますね。この先は別のガイドも交えて一緒に進んでいきましょう」と、全体を見据えた対応をしてくれる人です。



2. 話しやすさ、相性を確かめる


専門的な知識だけでなく、話しやすいかどうかも非常に重要なポイントです。相続の相談では、家族のことや資産のことなど、プライベートな話題が多く含まれます。話しにくいと感じる相手には、重要なことを伝えにくくなり、結果として最適な解決策が見つからない可能性があります。


ただ、話しやすさや相性は実際に話してみないと分かりません。そこで、街中で行われている無料相談を活用するのがおすすめです。いきなり家族や資産のことを詳細に話す必要はありません。「どんな相談ができますか?」といった軽い質問から始めてみて、相性を確かめる程度の気持ちで臨むと良いでしょう。



まとめ:全体を見渡せる人、話しやすい人を選ぶ


相続の専門家を選ぶ際には、以下のポイントを意識してください:

専門外の質問への対応を見る:他分野についても全体像を考えた回答ができるかどうか。

話しやすさを確かめる:相性が合うかどうかを、無料相談などで軽く試してみる。


相続は人生の大きな出来事です。だからこそ、信頼できる専門家を見つけることが何よりも重要です。まずは気軽な一歩を踏み出し、信頼できる相談相手を探してみてください。それが安心した相続準備への第一歩となるでしょう。

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相続・不動産の相談窓口 合同会社エボルバ沖縄 棚原 良太